暑い夏、練習から帰ってきた子どもがアイス・冷たいジュース・氷・かき氷をどんどん欲しがる——そんな場面、増えますよね。もちろん暑い日の水分補給やクールダウンに冷たいものは役立ちます。でも「冷たいものの摂りすぎ」には、意外な落とし穴があります。
この記事では、管理栄養士ママyukaが夏に冷たいものを摂りすぎるとどうなるかと、上手な付き合い方を、栄養と食習慣の観点からお伝えします。
冷たいものの「摂りすぎ」で起こりやすいこと
冷たいものは、量とタイミング次第で体にマイナスに働くことがあります。夏に子どもがバテる原因の一つが、じつは「冷たいものの摂りすぎ」だったりします。
- 胃腸が冷えて働きが落ちる:冷たいものを一度にたくさんとると、胃腸が冷えて消化のはたらきが落ちやすくなります
- 食欲がなくなる:冷たい飲み物やアイスでお腹が満たされると、肝心のごはんが入らなくなります
- お腹をこわしやすい:一気食べ・一気飲みは、お腹の不調につながることも
- 糖分のとりすぎ:ジュースやアイスが増えると、知らないうちに糖分過多になりがち
「夏なのに食が細い」「練習後にごはんを食べない」——その裏に、冷たいものの摂りすぎが隠れていることは少なくありません。夏バテぎみのときは夏バテで食欲がない子のスポーツ飯もあわせてどうぞ。
とはいえ、冷たいものは「悪」ではない
誤解しないでいただきたいのは、冷たいものを全部ダメにする必要はないということ。暑い日のクールダウンや水分・エネルギー補給に、冷たいものは役立ちます。大切なのは「量」と「食べ方・飲み方」。上手に付き合えば、夏の強い味方になります。
アイスとの付き合い方はジュニアアスリートにアイスはあり?、水分補給のスイカはスイカの栄養でもくわしく紹介しています。
冷たいものと上手に付き合う5つのコツ
① 一気食べ・一気飲みをしない
いちばんのコツは「ゆっくり・少しずつ」。のどが渇いて冷たい飲み物を一気に流し込むと、胃に負担がかかります。水分はこまめに分けてとりましょう。
② ごはんの直前は控える
食事の直前に冷たいものでお腹を満たすと、ごはんが入らなくなります。アイスやジュースは食後やおやつの時間にまわすと、食事量をキープしやすくなります。
③ 「冷たい+温かい」を組み合わせる
冷たいものが続く日は、温かいみそ汁やスープを一品そえると、胃腸が冷えすぎず食欲も戻りやすくなります。夏でも一杯の汁物が、体調のバランスをとってくれます。
④ 甘い冷たい飲み物は「量」に注意
ジュースや炭酸、甘いアイスは、続くと糖分のとりすぎになりがち。水・麦茶を基本にして、汗を多くかいた日はスポーツドリンクを。甘い冷たいものは「ときどきのお楽しみ」にしておくと安心です。
👉 水分の選び方は水分補給の基本にまとめています。
⑤ 「冷やしすぎない冷たさ」を選ぶ
キンキンに冷えたものより、少し常温に近い冷たさのほうが胃腸にやさしく、水分も吸収されやすいといわれます。冷蔵庫から出したての飲み物を一気に、より、少し置いてから・少しずつがおすすめです。
冷たくても栄養になる!夏のおすすめ
同じ「冷たいもの」でも、栄養が摂れるものを選べば一石二鳥です。
- 🍧 冷凍フルーツ・すりおろしフルーツ:ビタミン・水分が摂れて、砂糖も控えめ
- 🥛 ヨーグルト・飲むヨーグルト:たんぱく質・カルシウムも補える
- 🍜 冷たい麺+具(ツナ・卵・野菜):糖質+たんぱく質でしっかり補給
- 🍚 スープジャーの冷たい補食:保冷しつつ栄養も持たせられる
👉 夏の補食はスープジャーが正解!、夏の補食 完全ガイドも参考にどうぞ。
冷たいものに関するよくある質問
Q. 練習後すぐの冷たい飲み物はダメですか?
ダメではありません。暑い日のクールダウンや水分補給に役立ちます。ただし一気飲みは避け、少しずつ。汗をたくさんかいた日は、水だけでなく塩分も一緒にとりましょう。
Q. アイスは1日何個までなら大丈夫?
厳密な決まりはありませんが、1日1個程度・食後やおやつの時間にが目安です。運動量の多い日は補食としてもOKですが、ごはんが入らなくなるほどにならないよう気をつけましょう。
Q. 冷たいものでお腹をこわしやすいのですが?
一気食べ・一気飲みを避け、ゆっくり少しずつを心がけてみてください。温かい汁物を組み合わせるのも効果的です。お腹の不調が気になるときはお腹の不調対策も参考になります。
まとめ
- ❄️ 冷たいものの摂りすぎは、胃腸の冷え・食欲低下・糖分過多につながる
- 👍 でも冷たいものは悪ではない。大切なのは「量」と「食べ方」
- 🥄 一気食べしない・ごはんの直前は控える・温かい一品を組み合わせる
- 🍧 同じ冷たいものなら栄養になるもの(冷凍フルーツ・ヨーグルト・冷たい麺)を
冷たいものは、上手に付き合えば夏の強い味方です。「一気に・たくさん」を「少しずつ・栄養も」に変えるだけで、夏バテを防ぎながら暑い季節を元気に乗り切れます。運動後に気持ち悪くなりやすい子は運動後の吐き気を防ぐ食べ方・飲み方もあわせてご覧ください。
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