「練習を頑張っているのにすぐ風邪をひいてしまう」「試合の前日に体調を崩してしまった」——ジュニアアスリートを持つママなら、こんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、免疫力は食事で大きく左右されます。この記事では管理栄養士ママyukaが、ジュニアアスリートの免疫力を高める食事のポイントをわかりやすく解説します。
ジュニアアスリートが風邪をひきやすい理由
スポーツをしている子どもは、運動をしない子と比べて免疫力が下がりやすい時期があります。その主な理由は以下の通りです。
- 激しい運動後に一時的に免疫力が低下する(オープンウィンドウ理論)
- エネルギー消費が多く、栄養不足になりやすい
- 睡眠不足・疲労の蓄積で体の回復が追いつかない
- 多くの人と接触する機会が多い(チームスポーツ)
練習後30〜60分は「オープンウィンドウ」と呼ばれ、免疫細胞の働きが一時的に弱まります。この時間帯に適切な栄養補給をすることが、免疫力を守るうえでとても重要です。
免疫力を高める栄養素5つ
① ビタミンC:免疫細胞を活性化
ビタミンCは白血球の働きを高め、ウイルスや細菌から体を守る免疫細胞を活性化します。また、抗酸化作用で体の酸化ストレスを軽減する働きもあります。
おすすめ食材:ブロッコリー・パプリカ・キウイ・いちご・みかん・じゃがいも
② ビタミンD:免疫機能の調整役
ビタミンDは免疫細胞の働きを調整し、感染症への抵抗力を高めます。日照時間が短い冬や、屋内練習が多い時期は不足しやすいため、食事からの補給が重要です。
おすすめ食材:鮭・さんま・しらす・きのこ類(干しシイタケ・まいたけ)・卵黄
③ 亜鉛:免疫細胞をつくる
亜鉛は免疫細胞(T細胞・NK細胞など)の生産と機能維持に欠かせないミネラルです。不足すると免疫機能が著しく低下します。ジュニアアスリートは汗で亜鉛を失いやすいため、積極的に摂ることが大切です。
おすすめ食材:牛肉・豚肉・牡蠣・納豆・チーズ・カシューナッツ
④ たんぱく質:免疫細胞の材料
免疫細胞そのものがたんぱく質でできています。たんぱく質が不足すると免疫細胞の数が減り、感染症への抵抗力が落ちてしまいます。毎食こまめに摂ることが大切です。
おすすめ食材:鶏むね肉・卵・豆腐・納豆・牛乳・魚全般
⑤ 乳酸菌・食物繊維:腸内環境を整える
体の免疫細胞の約70%は腸に集中しています。腸内環境を整えることが免疫力アップの近道です。乳酸菌と食物繊維を組み合わせて摂ることで、善玉菌が増えて免疫機能が向上します。
乳酸菌のおすすめ食材:ヨーグルト・味噌・納豆・漬物
食物繊維のおすすめ食材:ごぼう・さつまいも・きのこ類・海藻・豆類
免疫力を高める1日の食事例
| 食事 | メニュー例 | 免疫ポイント |
|---|---|---|
| 朝ごはん | ごはん・卵焼き・納豆・みかん・牛乳 | たんぱく質・乳酸菌・ビタミンC |
| 補食 | ヨーグルト+いちご | 乳酸菌・ビタミンC |
| 昼ごはん | 鮭の塩焼き弁当・ブロッコリー・味噌汁 | ビタミンD・ビタミンC・乳酸菌 |
| 練習後補食 | 牛乳+おにぎり | たんぱく質・炭水化物 |
| 夕ごはん | 豚肉と野菜の炒め物・豆腐の味噌汁・ごはん・きのこのソテー | 亜鉛・乳酸菌・ビタミンD |
風邪をひいたときの食事のポイント
熱があるとき
- 水分をこまめに補給:発熱で脱水になりやすい。水・スポーツドリンク・経口補水液を活用
- 消化の良いものを食べる:おかゆ・うどん・スープなど
- 無理に食べさせない:食欲がないときはゼリーや飲み物で対応
回復期(熱が下がった後)
- たんぱく質を意識して摂る:病気で落ちた筋肉・免疫細胞を回復させる
- ビタミン・ミネラルを補給:野菜・果物を積極的に取り入れる
- 腸内環境を整える:ヨーグルト・納豆・味噌汁を毎日食べる
日常生活での免疫力アップのコツ
- 🌙 睡眠をしっかり取る:成長ホルモンが分泌され、免疫細胞も修復される
- 🧼 手洗い・うがいを徹底:食事と組み合わせて感染予防
- 🌞 適度な日光浴:ビタミンD合成を促進
- 😊 ストレスをためない:過度なストレスは免疫力を下げる
- 🍽️ 朝ごはんを抜かない:1日のエネルギーと栄養を確保する
食事からビタミンC・Dがなかなか摂れないときは、子ども向けのサプリメントで補うのもひとつの方法です。乳酸菌も一緒に摂れるチュアブルタイプは子どもも食べやすくおすすめです。
ジュニアアスリートの栄養管理についてもっと詳しく学びたい方には、こちらの書籍もおすすめです。
風邪予防・免疫に関するよくある質問
Q. よく風邪をひくのは食事のせいですか?
食事だけが原因ではありませんが、栄養不足は免疫力の低下につながります。とくにハードな練習が続く時期はエネルギーやたんぱく質、ビタミン・ミネラルが不足しがち。まずは3食+補食でしっかり食べ、たんぱく質・ビタミンC・発酵食品を意識することが土台になります。
Q. 風邪予防にサプリメントは効きますか?
基本は食事から栄養を摂るのが大前提です。ビタミンCや亜鉛のサプリを補助的に使うのはアリですが、摂りすぎは逆効果になることもあるため、食事で足りない分を補う程度に。まずはバランスのよい食事・睡眠・手洗いといった基本を優先しましょう。
Q. のどが痛い・熱があるときは何を食べさせればいい?
食欲がないときは無理をせず、消化がよく水分・エネルギーを摂れるものを。おかゆ・うどん・具だくさんスープ・すりおろしりんご・ゼリーなどがおすすめです。発熱時は汗で水分を失うので、こまめな水分・電解質補給も忘れずに。症状が強い・長引くときは早めに受診しましょう。
Q. 大事な試合前に風邪をひかせたくありません。気をつけることは?
試合が続く時期や大会前は疲労で免疫が落ちやすくなります。たんぱく質を切らさない・発酵食品や緑黄色野菜で腸内環境と粘膜を守る・睡眠を十分にとることが有効。朝晩の冷えや乾燥にも注意し、温かい汁物で体を冷やさない工夫も取り入れましょう。
寒暖差など季節の変わり目の体調管理は季節の変わり目に体調を崩さない食事|寒暖差の疲れ・自律神経を整えるコツでまとめて解説しています。
まとめ:毎日の食事で免疫力を守ろう
ジュニアアスリートの免疫力を守るためのポイントをまとめます。
- 🍊 ビタミンC:ブロッコリー・みかん・キウイで免疫細胞を活性化
- 🐟 ビタミンD:鮭・きのこで感染症への抵抗力を高める
- 🥩 亜鉛:牛肉・納豆で免疫細胞をつくる
- 🥚 たんぱく質:毎食しっかり摂って免疫細胞の材料を確保
- 🥛 乳酸菌+食物繊維:腸内環境を整えて免疫力の土台をつくる
毎日の食事にこれらの栄養素を意識して取り入れることで、風邪をひきにくい強い体をつくりましょう!


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