「部活の朝練前にエナジードリンクを飲んでいる」「試合前に集中力が上がると聞いて飲ませていいか気になる」——中高生を中心に、ジュニアアスリートのカフェインに不安を感じる保護者が増えています。
結論から言うと、成長期の子どもにカフェイン、とくにエナジードリンクは基本的におすすめできません。この記事では、管理栄養士ママyukaが、子どもへのカフェインの影響・何歳からどのくらいまでか・エナジードリンクの注意点と、カフェインに頼らず元気を出す食事を解説します。
カフェインとは?どんな飲食物に含まれる
カフェインは眠気を抑えて一時的に頭をシャキッとさせる成分。適量なら大人には役立ちますが、子どもは体が小さく影響を受けやすいため注意が必要です。身近な次のものに含まれています。
- ☕ コーヒー:カフェイン量が多い代表格
- 🍵 緑茶・紅茶・ウーロン茶:意外と多い。麦茶にはほぼ含まれない
- 🥤 コーラ・エナジードリンク:糖分も多く、エナドリは特に高カフェイン
- 🍫 チョコレート・ココア:少量だが含まれる
「うちはコーヒーを飲ませていないから大丈夫」と思っても、お茶やコーラ、チョコからも少しずつ摂っていることは知っておきましょう。
成長期の子どもへのカフェインの影響
子どもは大人よりカフェインの影響が強く、抜けるのにも時間がかかります。摂りすぎると次のような影響が心配されます。
- 😴 睡眠の質が下がる:寝つきが悪くなり、成長ホルモンの分泌や疲労回復に影響
- 💓 動悸・不安・イライラ:心臓がドキドキする、落ち着かないなど
- 🔁 依存・耐性:だんだん量が増え、切れると頭痛やだるさが出ることも
- 🩸 鉄・カルシウムの吸収を妨げる:食事中・直後のお茶やコーヒーは、成長期に大切な鉄分の吸収を下げる
とくに睡眠は、体づくりと疲労回復のかなめ。寝る前の食事と成長ホルモンでも解説していますが、カフェインで眠りが浅くなるのは、アスリートにとって大きなマイナスです。
子どもは何歳から?どのくらいまでOK?
日本では子どものカフェイン摂取量の明確な基準はありませんが、海外では体重1kgあたり1日2.5〜3mgまでを目安とする国もあります(体重40kgの子で約100〜120mg、コーヒー約1杯分)。
ただしこれは「ここまでなら安全」ではなく「これを超えないように」という上限の目安。基本の考え方はシンプルです。
- 🚫 エナジードリンクは避ける:1本で上限を超えることも多い
- 🍵 お茶は水・麦茶を基本に:とくに食事中は麦茶や水がおすすめ
- 🌙 夕方以降のカフェインは控える:睡眠を守るため
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カフェインを含まない麦茶は、食事中や夕方以降でも安心のふだんの飲み物。水出しもでき、練習や夏の水分補給にもぴったりです。エナジードリンクに頼らず、まずは麦茶を常備しておきましょう。
エナジードリンクの注意点|中高生アスリートに増えている
エナジードリンクは高濃度のカフェインに大量の砂糖が加わった飲み物。「元気が出る」「集中できる」というイメージから、部活前や試験勉強で飲む中高生が増えていますが、次の点に注意が必要です。
- ⚡ 1本で子どもの上限を超えやすい:製品によっては大人向けの量
- 🍬 糖分の摂りすぎ:血糖の乱高下で、かえって集中力が続かない・虫歯や体重増加のもと
- 🔁 「飲まないと力が出ない」依存に:本来の体調管理がおろそかになる
- 💥 まれに重い健康被害も:大量摂取による事故が国内外で報告されている
「試合前や大事な場面ほどエナジードリンクに頼らない」——これを親子で共有しておくことが大切です。
試合前のカフェインで強くなる?子どもに勧められない理由
大人のスポーツではカフェインが持久力などを高めるとされることもありますが、成長期の子どもにパフォーマンス目的でカフェインを使うのは推奨されません。理由は、睡眠や体づくりへの悪影響、依存のリスク、そして子どもでの安全性・効果が十分に確かめられていないからです。
試合前に本当に力を出すために大切なのは、カフェインではなく前日までの食事・睡眠と、当日のエネルギー補給。スポーツドリンクの選び方は子どものスポーツドリンクの選び方やスポーツドリンクの飲み分けを参考にしてください。
カフェインに頼らず集中力・元気を出す食事
眠気やだるさは、カフェインでごまかすより根本の原因(睡眠不足・エネルギー不足・鉄不足)を食事と生活で整えるのが正解です。
- 🍚 朝ごはんをしっかり:脳のエネルギー(ブドウ糖)を補給して集中力アップ(→集中力を高める食事)
- ⚡ ビタミンB群で疲労対策:豚肉・卵・大豆などでエネルギー代謝を助ける(→ビタミンB群)
- 😴 睡眠を最優先に:早寝でカフェインに頼らない体調をつくる
カフェインに関するよくある質問
Q. たまにコーラやお茶を飲むくらいなら大丈夫?
たまに少量なら神経質になりすぎる必要はありません。毎日・大量・夜遅くを避け、ふだんの水分は水や麦茶を基本にすればOK。とくに食事中は、鉄分の吸収を妨げないよう麦茶や水がおすすめです。
Q. チョコレートのカフェインも気にすべき?
チョコやココアのカフェインは少量なので、おやつで普通に食べる程度なら心配いりません。ただし寝る前に大量に食べると睡眠に影響することがあるので、夜遅くのドカ食いは避けましょう。
Q. 親のコーヒーを欲しがります。少しならあげていい?
ひとくち味見する程度で大きな問題にはなりませんが、習慣にはしないほうが安心。「大人の飲み物」と位置づけ、子どもには牛乳・ココア(カフェインレス)・麦茶などを用意してあげましょう。
Q. エナジードリンク1本くらいなら平気では?
製品によっては1本で子どもの1日の上限を超えることがあり、糖分も多いためおすすめできません。「1本くらい」を習慣にしないことが大切です。元気を出したいときは、食事・睡眠・補食で整えましょう。
まとめ|カフェインは「頼らない」が基本
成長期のジュニアアスリートにとって、カフェインとくにエナジードリンクはメリットよりリスクが大きい飲み物です。ふだんの水分は水・麦茶を基本に、エナドリは避け、夕方以降のカフェインは控える。そして元気や集中力は、カフェインではなく食事・睡眠・補食で引き出す——これが、子どもの体を守りながら力を伸ばす近道です。
📚 参考資料(公的機関の情報)
カフェインの影響・摂取量の目安に関する記載は、上記の公的機関の情報および管理栄養士としての知識・経験を踏まえて作成しています。


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