集中力を高める食事とは?試合・練習で頭をフル回転させるごはんを管理栄養士ママが解説

ボールに集中してプレイする2人の少年・屋外サッカーフィールド 栄養・食事の基本

「試合中に集中力が続かない」「プレーの判断が遅い」——サッカー・野球・バスケ・水泳など、どんなスポーツでもこんなお悩みを抱えるママは多いのではないでしょうか。

実は、集中力は食事と深く関わっています。何を食べるか・いつ食べるかによって、子どもの脳のパフォーマンスは大きく変わります。この記事では、スポーツをする子どもの集中力を高める栄養素と食事のポイントを管理栄養士ママがわかりやすく解説します。

集中力と食事の関係

脳は体重のわずか2%しかありませんが、体全体のエネルギーの約20%を使う、とても働き者の臓器です。その脳のエネルギー源はほぼ「ブドウ糖」のみ。ブドウ糖が不足すると脳が働きにくくなり、集中力・判断力・記憶力が落ちてしまいます。

また、「やる気」や「気持ちの安定」に関わる物質(ドーパミン・セロトニンなど)も食事の栄養素から作られています。食事が偏ると、これらが不足してやる気や集中力が下がることがあります。

集中力を高める栄養素

①ブドウ糖(糖質)

脳の唯一のエネルギー源です。ただし、甘いお菓子やジュースのように血糖値を急激に上げる食品は、その後血糖値が急激に下がって、かえって「ボーッとする」「眠くなる」など集中力の低下を招くことがあります。

おすすめ:玄米・全粒粉パン・さつまいも・バナナなど、血糖値をゆっくり上げる食品がベストです。

②DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)

脳の細胞をつくる材料となる脂肪酸です。DHAは特に脳の情報伝達をスムーズにして、記憶力・集中力・判断力を高めることが多くの研究で示されています。子どもの成長期にも積極的に摂ってほしい栄養素のひとつです。

おすすめ食品:サバ・イワシ・サーモン・マグロなどの青魚。週2〜3回は積極的に取り入れましょう。

青魚を手軽に食事に取り入れるなら、サバ缶がとても便利です。そのまま使えて栄養価も高く、忙しいスポーツママの強い味方です。

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③たんぱく質

「やる気」や「前向きな気持ち」に関わる物質(ドーパミン)は、たんぱく質から作られます。しっかりたんぱく質を摂ることで、試合に向かうモチベーションも上がりやすくなります。

おすすめ食品:鶏むね肉・卵・大豆製品・魚・牛乳・ヨーグルト。特に卵は集中力に必要な栄養素が豊富です(卵の栄養についてはこちら)。

④ビタミンB群

糖質をエネルギーに変えるときに必要なビタミンです。不足すると脳へのエネルギー供給が滞り、集中力や思考力が低下します。

おすすめ食品:豚肉・納豆・卵・玄米・バナナ・まぐろ

⑤鉄分

鉄分が不足すると血液が酸素を十分に運べなくなり、脳や筋肉に酸素が届きにくくなります。その結果、集中力・持久力が大きく落ちてしまいます。成長期の子ども、特に女の子は不足しやすいので注意しましょう。詳しくは鉄分不足とスポーツ少年への影響もあわせてご覧ください。

おすすめ食品:赤身肉・レバー・小松菜・ひじき・納豆(ビタミンCと一緒に摂ると吸収アップ)

試合・練習前に集中力を高める食べ方

① 朝ごはんを必ず食べる

朝ごはんを抜くと、午前中の試合・練習中に脳のエネルギーが不足します。特にブドウ糖を含む糖質(ごはん・パン)+たんぱく質(卵・納豆・牛乳)の組み合わせが理想的です。

② 試合2〜3時間前の食事を整える

試合前の食事はごはん・うどん・おにぎりなど、消化が良くてエネルギーになりやすいものを中心に。食べすぎると胃に血液が集まって頭がぼーっとすることがあるので、腹八分目を目安にしましょう。

③ 補食でブドウ糖を補給する

試合前30〜60分にバナナ・補食用ゼリー・小さいおにぎりなど、手軽に糖質を補給できるものを摂ると、集中力の維持に効果的です。

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他のエネルギーゼリーより容量が多いのがおすすめポイント。試合前のブドウ糖補給にぴったりです。

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④ 水分をしっかり摂る

脱水状態になると脳への血流が減り、集中力が大きく低下します。練習・試合の前後はもちろん、日常的にこまめな水分補給を心がけましょう。水分補給の基本についてはこちらの記事もご覧ください。

集中力を下げる食事に注意

  • 朝ごはんを抜く:脳のエネルギー不足で午前中の集中力がガクッと落ちます
  • スナック菓子・ジュースの食べすぎ:血糖値が急上昇・急降下して、ボーッとしやすくなります
  • 揚げ物など脂っこい食事:消化に時間がかかり、頭が働きにくくなることがあります
  • 食べすぎ:お腹いっぱいの状態では眠気が出やすく、集中力が下がります

集中力アップにおすすめの献立例

🌅 試合当日の朝ごはん

ごはん+納豆+卵焼き+みそ汁+バナナ
→ 糖質+たんぱく質+ビタミンB群がそろった理想的な組み合わせ

🐟 集中力アップ夕ごはん

サバの味噌煮+玄米ごはん+小松菜のおひたし+豆腐の味噌汁
→ DHA・EPA+ブドウ糖+鉄分をバランスよく摂れる

まとめ

  • 集中力の源は「ブドウ糖」と「やる気・気持ちの安定に関わる栄養素」
  • DHA・EPA(青魚)・たんぱく質・ビタミンB群・鉄分を意識して摂ろう
  • 朝ごはんを必ず食べ、血糖値を安定させることが重要
  • スナック菓子・ジュースの食べすぎは集中力の大敵
  • 水分補給も忘れずに!

食事を整えることは、練習と同じくらい大切なトレーニングです。難しく考えず、まずは「朝ごはんをしっかり食べる」「青魚を週2〜3回取り入れる」など、できることから始めてみましょう!スポーツをがんばる子どもを、毎日の食事から支えてあげてください😊

栄養・食事の基本
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管理栄養士ママtomo

管理栄養士ママ・tomoです。小学生のサッカー少年と娘を持つ2児の母。管理栄養士として「食」と向き合いながら、スポーツを頑張るわが子を食事で応援したいママたちへ、正しい栄養の知識と「無理しなくていい」をお伝えしています。試合前後の食事・補食・体づくりごはんを発信中🍙⚽

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