ジュニアアスリートに鉄分が必要な理由!スポーツ貧血を防ぐ食事を管理栄養士ママが解説

栄養素・サプリ

はじめに

「最近なんだか疲れやすい」「試合でスタミナが続かない」「顔色が悪いと言われた」

こんな様子が気になったことはありませんか?もしかしたら、その原因は鉄分不足かもしれません。

鉄分はスポーツをする子どもに特に不足しやすい栄養素のひとつ。でも食事で意識するだけで十分補うことができます。管理栄養士ママとして、わが子の食事でも気をつけていることをわかりやすくお伝えします!


スポーツ貧血とは?

スポーツをしている子どもに起こりやすい貧血のことを「スポーツ貧血」といいます。一般的な貧血と同じく、血液中のヘモグロビン(赤血球に含まれる成分)が不足した状態のことです。

スポーツをする子どもは以下の理由から鉄分が失われやすく、一般の子どもより貧血になるリスクが高いといわれています。

  • 🏃 汗からの鉄分損失(大量に汗をかくと鉄分も一緒に失われる)
  • 👟 足底への衝撃(溶血)(走る動作で赤血球が壊れやすくなる)
  • 📈 成長による需要増加(体が急激に大きくなる分、鉄分の必要量が増える)
  • 🍽️ 偏食・食事量不足(食が細い子・好き嫌いがある子は特に注意)

「練習はしっかりしているのになんだか上達しない」「本人も頑張っているのに元気がない」という場合は、一度食事の鉄分量を見直してみる価値があります。


鉄分不足のサインをチェック!

以下の項目に当てはまるものはありますか?

  • ☐ 疲れやすく、練習後の回復が遅い
  • ☐ 試合でスタミナが続かない・後半にガクッとくる
  • ☐ 顔色が悪い・唇や爪が白っぽい
  • ☐ 頭痛・めまいがある
  • ☐ 集中力が続かない・ボーっとしている
  • ☐ 食欲がない・好き嫌いが多い
  • ☐ 氷やかき氷が無性に食べたくなる(氷食症)

3つ以上当てはまる場合は、鉄分不足の可能性があります。気になるときは小児科や内科で血液検査を受けてみることをおすすめします。


鉄分の役割|なぜスポーツに必要なの?

鉄分は血液中のヘモグロビンをつくる材料です。ヘモグロビンは肺から取り込んだ酸素を体中の筋肉・臓器に届ける役割を担っています。

つまり鉄分が不足すると、酸素が全身にうまく届かなくなり…

  • 筋肉が十分に動かせない → スタミナが落ちる
  • 脳への酸素も不足 → 集中力・判断力が低下する
  • 回復が遅くなる → 練習の積み重ねができない

どんなに練習を頑張っても、鉄分が足りないと体が追いつかないんです。鉄分は体づくりの”縁の下の力持ち”といえます。


1日の目安量

学年 男子(1日の目安) 女子(1日の目安)
小学生(低学年) 約5.5mg 約5.5mg
小学生(高学年) 約7〜8mg 約7〜8mg
中学生 約10mg 約12mg(月経あり:約14mg)

スポーツをしている子どもは、一般の推奨量より1〜2mg多めを意識するのがポイントです。特に女子は中学生になり月経が始まると必要量が一気に増えるので、意識的に食事から補うことが大切です。


ヘム鉄と非ヘム鉄の違い

鉄分には2種類あります。食材選びの参考にしてください。

ヘム鉄 非ヘム鉄
含まれる食材 肉・魚(動物性) ほうれん草・豆類・海藻(植物性)
吸収率 15〜25%(高い) 2〜5%(低い)
吸収アップのコツ そのまま食べてOK ビタミンCと一緒に食べると吸収率が約3倍に!

毎食ヘム鉄(肉・魚)をベースに、ほうれん草や納豆などの非ヘム鉄を組み合わせてビタミンCと一緒に食べるのが理想的です。


鉄分が豊富なおすすめ食材

種類 食材 含有量の目安 ポイント
ヘム鉄(動物性) 赤身の牛肉・豚もも肉 100gあたり2〜3mg 吸収率が高くおすすめ
ヘム鉄(動物性) 鶏レバー 100gあたり9mg 鉄分の宝庫。週1〜2回で十分
ヘム鉄(動物性) あさり・しじみ 100gあたり3〜8mg みそ汁に入れるだけで手軽
ヘム鉄(動物性) まぐろ・かつお 100gあたり1.5〜2mg 刺身・缶詰で取り入れやすい
非ヘム鉄(植物性) ほうれん草 100gあたり2mg ビタミンCと組み合わせて
非ヘム鉄(植物性) 納豆・豆腐 1パックあたり1.5〜2mg 毎日続けやすい
非ヘム鉄(植物性) ひじき・小松菜 小鉢1皿で1〜2mg 副菜として使いやすい

おすすめ商品

あさりは鉄分が豊富で、味噌汁やパスタに入れるだけでOK。缶詰なら砂抜き不要で常備もしやすく、忙しい日にとても便利です。

🛒 キョクヨー あさり水煮缶 12缶 or 24缶 砂抜き不要・殻なし プ…


キョクヨー あさり水煮缶 12缶 or 24缶 砂抜き不要・殻なし プルトップ

ジュニアアスリートの食事・栄養サポートにおすすめの商品です。


吸収を上げる食べ合わせ|ビタミンCと一緒に

非ヘム鉄はビタミンCと一緒に食べると吸収率が約3倍にアップします。難しく考えずに、こんな組み合わせを意識してみてください。

  • 🥬 ほうれん草のお浸し+レモンをひと絞り
  • 🫘 納豆+ミニトマト
  • 🥩 赤身肉のソテー+ブロッコリー添え
  • 🐟 あさりの味噌汁+小松菜

ごはんのおかずに少し意識するだけで、毎日の鉄分吸収が大きく変わってきますよ😊


吸収を妨げるものに注意!

鉄分をせっかく摂っても、一緒に食べるものによって吸収が下がってしまうことがあります。

避けたい組み合わせ 理由 対策
鉄分+タンニン(緑茶・紅茶・コーヒー) タンニンが鉄と結合して吸収を妨げる 食事中は麦茶・ほうじ茶・水に替える
鉄分+食物繊維の過剰摂取 腸での鉄吸収を妨げることがある 食物繊維も適量を意識する
鉄分+カルシウムの過剰摂取 同時に大量に摂ると吸収が競合することも 食事はバランスよく摂れば問題なし

特に「食事中に緑茶を飲む習慣」がある場合は麦茶に替えるだけで鉄分の吸収が改善することがあります。これだけで変わることも多いので、ぜひ試してみてください。


鉄分を補う1日の食事例

食事 メニュー例 主な鉄分源
朝ごはん ごはん+納豆+ほうれん草の味噌汁+ミニトマト 納豆・ほうれん草(+ビタミンC)
昼ごはん(お弁当) 赤身肉そぼろごはん+小松菜の卵炒め 赤身肉・小松菜
練習後補食 バナナ+牛乳 (鉄分補給よりタンパク質・糖質メイン)
夕ごはん ごはん+あさりの味噌汁+鶏レバーの甘辛煮+ブロッコリー あさり・レバー(+ビタミンC)

「毎食鉄分!」と意識しすぎなくて大丈夫です。1日の中でヘム鉄食材を1〜2品入れることを意識するだけで、十分な量に近づきます。


食事だけで補いきれないときはサプリやプロテインも活用しよう

成長期のジュニアアスリートは鉄分の消費量が多く、食事だけで十分に補うのが難しい場合もあります。ザバスのジュニアプロテインはカルシウム・鉄・ビタミンも配合されており、タンパク質と鉄分をまとめて補えます。練習後の補食として取り入れるのがおすすめです。


まとめ

  • スポーツをする子どもは汗・衝撃・成長で鉄分が失われやすい
  • 鉄分不足はスタミナ低下・疲れやすさ・集中力低下につながる
  • 吸収率の高いヘム鉄(赤身肉・あさり・レバー)を毎日意識する
  • 非ヘム鉄はビタミンCと組み合わせると吸収率3倍
  • 食事中の緑茶→麦茶に替えるだけでも効果あり
  • 特に女子中学生は月経後の鉄分補給を意識して

毎日の食事に少しずつ取り入れていくことが、お子さんの体づくりの積み重ねになります。今日の夕ごはんから、ぜひ意識してみてください😊

関連記事

栄養素・サプリ
管理栄養士ママtomoをフォローする
管理栄養士ママtomo

管理栄養士ママ・tomoです。小学生のサッカー少年と娘を持つ2児の母。管理栄養士として「食」と向き合いながら、スポーツを頑張るわが子を食事で応援したいママたちへ、正しい栄養の知識と「無理しなくていい」をお伝えしています。試合前後の食事・補食・体づくりごはんを発信中🍙⚽

管理栄養士ママtomoをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました