「もっと体を大きくして、スポーツで活躍させてあげたい」——そう思っているママは多いのではないでしょうか。成長期のジュニアアスリートにとって、体を大きくするカギは練習量だけでなく「食事」にあります。いくらハードに練習しても、栄養が足りなければ筋肉は育ちません。今回は管理栄養士ママの視点から、体を大きくするための食事戦略をわかりやすく解説します。
体が大きくなる仕組みを知ろう
体が大きくなるには、「筋肉をつける」「骨を伸ばす」の2つの要素が必要です。筋肉は練習で負荷をかけることで細かく傷つき、食事(特にたんぱく質)で修復・成長します。骨はカルシウムやビタミンDによって伸び、成長ホルモンが活発に分泌される睡眠中に最も伸びます。つまり「練習→食事→睡眠」のサイクルをしっかり整えることが、体を大きくする最大のポイントです。
体を大きくするために必要な3大栄養素
① たんぱく質——筋肉をつくる材料
筋肉の材料となるたんぱく質は、体づくりの主役です。ジュニアアスリートの場合、体重1kgあたり1.5〜2gのたんぱく質が目安とされています。体重30kgなら1日45〜60g。これを一度にまとめて食べるのではなく、朝・昼・夕・補食と分けてこまめに摂ることが大切です。
おすすめ食材:鶏むね肉・卵・豆腐・納豆・牛乳・魚
② 炭水化物——エネルギーの源
炭水化物はエネルギーの主な供給源です。炭水化物が不足すると、体はたんぱく質をエネルギーとして使ってしまい、せっかくのたんぱく質が筋肉づくりに使われなくなります。ごはん・パン・うどん・バナナなどをしっかり食べることが、体づくりの土台になります。
③ カルシウム——骨を強くして身長を伸ばす
体を「大きく」するには、骨の成長も欠かせません。カルシウムはが不足すると骨密度が下がり、成長の妨げになります。牛乳・チーズ・ヨーグルト・小魚・小松菜などを毎日の食事に取り入れましょう。ビタミンDを一緒に摂ると吸収率がアップします。
食事の量とタイミングが重要
体を大きくするには、消費カロリーよりも摂取カロリーを少し多めにする必要があります。特に大切なのが以下のタイミングです。
- 練習前(1〜2時間前):おにぎり・バナナなど消化の良い炭水化物でエネルギーをチャージ
- 練習後(30分以内):たんぱく質+炭水化物の組み合わせで筋肉の修復を促進。牛乳・ゆで卵・おにぎりなどが◎
- 寝る前(1時間前):ホットミルクや少量のたんぱく質を摂ると、睡眠中の成長ホルモン分泌をサポート
体づくりにおすすめの1日の食事例
- 🌅 朝ごはん:ごはん・目玉焼き・納豆・味噌汁・牛乳
- 🍱 昼ごはん:鶏むね肉の弁当(ごはん多め)・小魚スナック
- 🍌 補食(練習前後):バナナ+おにぎり/ゆで卵+牛乳
- 🌙 夕ごはん:魚or肉のメイン・ごはん多め・豆腐の味噌汁・ヨーグルト
3食で足りないときは「補食」で差をつける
体を大きくしたいのに、3食だけでは必要なエネルギー・栄養が摂りきれないことがあります。そんなときに効くのが、食事と食事の間にとる「補食(間食)」。一度にたくさん食べられない子でも、回数を分ければ無理なく量を増やせます。
- 🍙 おにぎり・サンドイッチ:糖質をしっかり補給。練習前後にぴったり
- 🥛 牛乳・ヨーグルト・チーズ:たんぱく質+カルシウムを手軽に
- 🍌 バナナ・干し芋・カステラ:消化がよく、エネルギー補給に◎
- 💪 ジュニアプロテイン:食が細い子の「あと一品」を補う心強い味方
ポイントは、練習後30分以内と就寝前。体づくりのゴールデンタイムに補食をはさむと、効率よく体を大きくできます。食事のタイミングについては練習前後の食べ方の記事もあわせてご覧ください。
体を大きくしたいときのよくある失敗
- 朝ごはんを抜く:1日の栄養バランスが崩れ、エネルギー不足で練習のパフォーマンスも低下
- お菓子・ジュースでカロリーを補う:空カロリーで体脂肪が増えるだけで筋肉にならない
- 練習後すぐに食べない:ゴールデンタイムを逃すと筋肉修復の効率が落ちる
- 水分補給を忘れる:脱水状態では栄養素の吸収も低下する
🏷️ スポーツ栄養の参考書籍(女子栄養大学のスポーツ栄養教室)
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専門家監修でわかりやすく、日々の献立づくりにも役立ちます。ジュニアアスリートの食事を深く学びたいママにおすすめ。
よくある質問
Q. 「体を大きくする」=「太らせる」ということ?
いいえ。目指したいのは脂肪ではなく筋肉や骨を増やして体を大きくすること。たんぱく質・カルシウムをしっかり摂りつつ、エネルギー源の炭水化物も十分にとることで、運動量に見合った「太らない体の大きくし方」ができます。
Q. たくさん食べているのに大きくならないのはなぜ?
運動量が多いと、食べた分がエネルギーとして消費されて体づくりに回りにくいことがあります。3食+補食で総量を増やす、練習後すぐに補給する、睡眠をしっかりとる——この3つを見直してみましょう。
Q. プロテインは飲ませたほうがいい?
基本は食事が最優先です。食事で足りない場合の「補助」としてジュニア向けプロテインを使うのはOK。プロテインの選び方も参考にしてください。
まとめ
体を大きくするためには、「たんぱく質・炭水化物・カルシウム」をバランスよく、タイミングを意識して食べることが大切です。特に練習後30分以内の補食と毎日の朝ごはんは、体づくりにおいて最も効果が出やすいポイントです。焦らず毎日の食事を積み重ねることで、必ず体は応えてくれます。ぜひ今日から取り組んでみてください!
増量をさらに深めたい方は、食事量を増やさずカロリーアップで少食でも量を増やす工夫を、1日に必要なカロリーの目安で自分の子に必要な量を確認しましょう。季節やシーンでは食欲の秋は増量のチャンス・オフシーズンの体づくりも参考になります。女子の体づくりは女子の正しい体づくりをご覧ください。
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