成長期のジュニアアスリートに絶対とらせたい栄養素3つ

体づくり・食事の基本

はじめに

「何を食べさせれば体が強くなるの?」「成長期に特に意識した方がいい栄養素ってある?」

スポーツをする子どもを持つママなら、一度は考えたことがあるはず。毎日のごはんで何かできることがあれば、してあげたいですよね。

成長期の子どもに必要な栄養素はたくさんありますが、特にスポーツをしている子どもに意識してほしいのがカルシウム・鉄分・タンパク質の3つ。この3つさえ押さえておけば、体づくりの土台はしっかり整います。難しく考えず、今日から少しずつ取り入れてみてください😊

① カルシウム|骨を強くする

小学生の時期は、一生のうちで最も骨が成長する大切な時期です。この時期にカルシウムをしっかり摂れるかどうかが、将来の骨の強さにも影響するといわれています。

サッカーや野球など、接触プレーや転倒の多いスポーツをしている子どもには特に大切。「骨折しにくい体」をつくってあげることが、長くスポーツを楽しむことにもつながります。

「牛乳が苦手…」というお子さんには、チーズやヨーグルトで補っても◎。小松菜やしらすなど、ふだんのおかずに混ぜ込めるものもうまく活用してみてください。

  • 🥛 牛乳・チーズ・ヨーグルト
  • 🐟 しらす・小魚・さば缶
  • 🥬 小松菜・ひじき・豆腐

1日の目安量

学年 1日の目安量 牛乳に換算すると
小学生(低学年) 約600〜700mg コップ約2〜3杯分
小学生(高学年) 約700〜800mg コップ約3杯分
中学生 約800〜1000mg コップ約3〜4杯分

スポーツをしている子どもは骨への負荷が大きい分、一般的な推奨量より多めを意識するのがポイントです。牛乳1本(200mL)でカルシウム約220mgが摂れるので、毎食1杯の習慣をつくるだけでもかなりカバーできます。

吸収を上げる食べ合わせ:カルシウム+ビタミンD

カルシウムはビタミンDと一緒に摂ると吸収率がアップします。ビタミンDが豊富な食材は、鮭・さんまなどの青魚、きのこ類(しいたけ・エリンギ)など。

たとえば「鮭のおにぎり+牛乳」「小松菜のみそ汁+さば缶の副菜」などの組み合わせが効果的です。また、日光を浴びることでも体内でビタミンDが作られるので、外で練習するスポーツをしている子どもは有利なんですよ😊

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② 鉄分|体に酸素を届ける

「最近なんだか疲れやすい」「スタミナが続かない」というお子さん、もしかしたら鉄分不足かもしれません。

鉄分は血液中のヘモグロビンをつくる材料で、体中に酸素を届ける役割を担っています。スポーツをする子どもは汗や運動によって鉄分が失われやすく、食事で意識して補わないとすぐに不足しがちです。

ひとつ覚えておくと便利なのが、ビタミンCと一緒に食べると鉄分の吸収率がアップすること。ほうれん草の炒め物にトマトやブロッコリーを加えるだけで効果的です。難しいことは何もないので、ぜひ試してみてください。

  • 🥩 赤身の肉(牛肉・豚肉)
  • 🥬 ほうれん草・小松菜
  • 🫘 納豆・豆類・あさり

1日の目安量

学年 1日の目安量(男子) 1日の目安量(女子)
小学生(低学年) 約5.5mg 約5.5mg
小学生(高学年) 約7〜8mg 約7〜8mg(月経開始後は+2〜3mg)
中学生 約10mg 約12mg(月経あり)

鉄分は意識しないと不足しやすい栄養素です。特に女の子は中学生になると月経が始まり、必要量が一気に増えるので注意が必要。毎日の食事に鉄分食材を少しずつ取り入れる習慣をつけましょう。

吸収を上げる食べ合わせ:鉄分+ビタミンC

鉄分には「ヘム鉄(動物性)」と「非ヘム鉄(植物性)」の2種類があります。肉・魚に含まれるヘム鉄は吸収率が高く(15〜25%)、野菜・豆類の非ヘム鉄は吸収率が低め(2〜5%)。

非ヘム鉄はビタミンCと一緒に食べると吸収率が約3倍に上がります。ほうれん草のおひたしにレモンをかける、納豆にトマトを添えるなど、ちょっとした工夫で効果が大きく変わります。

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あさりは鉄分が豊富で、味噌汁やパスタに入れるだけでOK。サバ缶はDHAとたんぱく質も一緒に摂れる優秀食材です。どちらも常備しておくと忙しい日に大活躍します!

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③ タンパク質|筋肉をつくり・修復する

練習で使った筋肉を夜のうちに修復して、翌日またしっかり動ける体にしてくれるのがタンパク質。毎日の練習を積み重ねて体が強くなるのは、タンパク質があってこそなんです。

「毎食どのくらい食べさせればいい?」という方は、手のひら1枚分のタンパク質食品を毎食を目安にしてみてください。それだけで十分な量が摂れます。

  • 🍗 鶏むね肉・ささみ
  • 🥚 卵
  • 🐟 魚(鮭・さば・まぐろ)
  • 🫘 豆腐・納豆
  • 🥛 牛乳・ヨーグルト

1日の目安量

学年 1日の目安量 食品の例
小学生(低学年) 約30〜35g 卵1個+鶏むね肉50g+牛乳200mL程度
小学生(高学年) 約40〜45g 卵1個+鶏むね肉70g+牛乳200mL程度
中学生 約50〜60g 卵2個+鶏むね肉100g+牛乳200mL程度

スポーツをしている子どもは一般の子どもより1.2〜1.5倍多くタンパク質が必要とされています。毎食ごとに意識して、朝・昼・夜に均等に分けて摂ることが体づくりのポイントです。

吸収を上げる食べ合わせ:タンパク質+炭水化物

タンパク質は炭水化物(ごはん・パンなど)と一緒に食べることで筋肉の修復に効率よく使われます。炭水化物によってインスリンが分泌され、アミノ酸が筋肉に取り込まれやすくなるためです。

練習後の補食に「おにぎり+ゆで卵」「バナナ+牛乳」などを組み合わせるのはまさにこの理由。タンパク質だけ摂ってもごはん抜きでは効果が半減してしまうので注意しましょう。

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④ 吸収を妨げるNG食材に注意!

せっかく栄養をしっかり摂っても、吸収を妨げる食材と一緒に食べると効果が下がってしまうことがあります。「なぜか栄養が足りない気がする…」というときは、食べ合わせを見直してみましょう。

注意したい組み合わせ 理由 対策
カルシウム+コーラ・炭酸飲料 リン酸がカルシウムの吸収を妨げる 飲み物は水・牛乳・麦茶に
カルシウム+カフェイン(緑茶・コーヒー) カフェインがカルシウムの排出を促進 食事中は麦茶やほうじ茶に替える
鉄分+タンニン(緑茶・紅茶) タンニンが鉄と結合して吸収を阻害 食事中は緑茶・紅茶を避ける
鉄分+食物繊維のとりすぎ 過剰な食物繊維が鉄の吸収を低下させることも 食物繊維も適量を意識する

特にスポーツをする子どもが試合前後や練習後にコーラや緑茶をがぶ飲みしていると、カルシウムや鉄分が十分に吸収されにくくなります。スポーツドリンクや水・麦茶を選ぶ習慣をつけておくのがベストです。

⑤ 3つの栄養素を1日で摂れる食事例

「どのくらいの食事で3つの栄養素が揃うの?」という方のために、1日のモデル献立をご紹介します。特別な料理は必要なく、普通のご家庭の食事で十分に摂ることができます。

食事 メニュー例 摂れる主な栄養素
朝ごはん ごはん+目玉焼き+牛乳+ミニトマト タンパク質・カルシウム・ビタミンC
昼ごはん(お弁当) 鮭おにぎり2個+ほうれん草の卵炒め タンパク質・鉄分・ビタミンD
練習後の補食 バナナ1本+牛乳または豆乳200mL 炭水化物・タンパク質・カルシウム
夕ごはん ごはん+鶏むね肉のソテー+小松菜のみそ汁+納豆 タンパク質・鉄分・カルシウム

このような食事を意識するだけで、カルシウム・鉄分・タンパク質の3つをバランスよく補うことができます。「全部毎日完璧に」と考える必要はありません。1週間のなかで全体のバランスが整っていれば大丈夫です。今日できることから少しずつ取り入れてみてください。

まとめ

栄養素 主な役割 おすすめ食材 一緒に摂りたい栄養素
カルシウム 骨を強くする 牛乳・小魚・小松菜 ビタミンD(鮭・きのこ)
鉄分 酸素を体に届ける 赤身肉・ほうれん草・納豆 ビタミンC(トマト・ブロッコリー)
タンパク質 筋肉をつくる・修復する 鶏肉・卵・魚 炭水化物(ごはん・パン)

「全部完璧にやらなきゃ」と思わなくて大丈夫。今日のごはんにひとつでも意識できれば、それが体づくりの積み重ねになります。毎日のごはんが、お子さんの活躍を支える力になっていますよ!

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管理栄養士ママtomo

管理栄養士ママ・tomoです。小学生のサッカー少年と娘を持つ2児の母。管理栄養士として「食」と向き合いながら、スポーツを頑張るわが子を食事で応援したいママたちへ、正しい栄養の知識と「無理しなくていい」をお伝えしています。試合前後の食事・補食・体づくりごはんを発信中🍙⚽

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