スポーツを頑張る子どもたちにとって、カルシウムは特に重要な栄養素です。骨や歯を丈夫にするだけでなく、筋肉の収縮や神経の働きにも関わっています。
しかし「カルシウム=牛乳」というイメージが強く、牛乳が苦手な子や乳製品をあまり食べない子は不足しがちです。この記事では、カルシウムの役割や牛乳以外の食品での摂り方を管理栄養士ママがわかりやすく解説します。
カルシウムがジュニアアスリートに大切な理由
カルシウムには大きく3つの役割があります。
①骨・歯を丈夫にする
カルシウムは骨と歯の主成分です。スポーツで骨に負荷がかかる分、しっかり補うことが大切です。特に成長期は骨が急速に発達するため、カルシウムの需要がとても高まります。身長を伸ばすために食事でできることもあわせてご覧ください。
②筋肉の働きを助ける
筋肉が動くためにはカルシウムが必要です。カルシウムが不足すると筋肉がけいれんしやすくなり、こむら返り(足のつり)が起きやすくなります。サッカーの試合中に足がつってしまう原因のひとつでもあります。
③神経の働きをサポート
神経から筋肉への信号伝達にもカルシウムが関わっています。集中力や反応速度にも影響するため、スポーツのパフォーマンスを支える大切な栄養素です。
ジュニアアスリートに必要なカルシウム量は?
小学生(6〜11歳)の1日のカルシウム推奨量は約600〜700mgです。中学生になると700〜1000mgとさらに増加します。
牛乳コップ1杯(200ml)に含まれるカルシウムは約220mgなので、牛乳だけで必要量をまかなうには毎日3杯近く飲む必要があります。食事全体でバランスよく摂ることが大切です。体を大きくしたいジュニアアスリートの食事戦略もあわせてご参考ください。
牛乳以外のカルシウム食品
牛乳が苦手な子や、いろいろな食品からカルシウムを摂りたい場合は、以下の食品を活用しましょう。
| 食品 | カルシウム量(目安) |
|---|---|
| 牛乳(200ml) | 約220mg |
| ヨーグルト(100g) | 約120mg |
| プロセスチーズ(1枚 20g) | 約126mg |
| 木綿豆腐(100g) | 約93mg |
| 小松菜(70g) | 約119mg |
| しらす(大さじ2) | 約100mg |
| ちりめんじゃこ(大さじ1) | 約80mg |
| ごま(大さじ1) | 約72mg |
乳製品は吸収率が高く(約40%)、植物性食品(約20〜30%)より効率よくカルシウムを摂れます。でも組み合わせることで、必要量を無理なく達成できますよ。
カルシウムの吸収を高めるコツ
カルシウムは一緒に摂る食品によって吸収率が変わります。
✅ 一緒に摂ると吸収アップ
- ビタミンD:サーモン・卵・きのこ類。日光を浴びると体内でも合成されます
- たんぱく質:肉・魚・大豆製品と組み合わせるとカルシウムが吸収されやすくなります
⚠️ 摂りすぎに注意
- リン(加工食品・スナック菓子に多い):カルシウムの吸収を妨げます
- 食塩(塩分):摂りすぎるとカルシウムの排泄量が増えてしまいます
また、カルシウムと同様に不足しがちな栄養素として鉄分があります。鉄分不足とジュニアアスリートへの影響についてもあわせてご覧ください。
毎日の食事でカルシウムを摂るコツ
① 毎食1品、カルシウム食品を意識する
朝ごはんにヨーグルト、給食で牛乳、夕ごはんに豆腐や小松菜の味噌汁…という流れで、毎食1品意識するだけで必要量に近づきます。
② 補食にチーズや牛乳を活用する
練習前後の補食は栄養補給の大切なタイミングです。チーズ+おにぎり、牛乳+バナナなど、カルシウムとエネルギーを一緒に摂れる組み合わせがおすすめです。
③ ごまやじゃこをトッピング習慣にする
ごはんや和え物にごまやちりめんじゃこをトッピングするだけで、手軽にカルシウムをプラスできます。毎日少しずつ積み重ねることが大切です。
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まとめ
- カルシウムは骨・筋肉・神経に欠かせない栄養素
- 牛乳だけでなく、乳製品・大豆製品・小魚・野菜からも補える
- ビタミンDと一緒に摂ると吸収率がアップ
- 毎食1品のカルシウム食品を意識しよう
- 補食にチーズや牛乳を取り入れるのもおすすめ
スポーツを頑張る子どもたちの強い体づくりに、カルシウムをしっかり届けてあげましょう!


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